院内処方による外来調剤、病棟業務、抗がん剤治療、薬学部実習指導。
薬剤師の業務
外来調剤 はりま病院では、院内処方による調剤をおこなっています。
病棟業務 病棟に薬剤師が常駐し、新入院の初回面談、服薬指導、退院指導、1週間配薬、持参薬管理を主に行っています。医師や看護師などの医療スタッフと積極的にコミュニケーションをとることで患者様の情報を共有し、病棟での問題の解決に貢献しています。
抗がん剤治療 抗がん剤治療は副作用の発現を最小限にして最大の効果を上げなくてはなりません。そのために、薬剤師は当院で行われているすべての抗がん剤の治療内容を把握しチェックして、適正な方法で適正な量の治療が行われているかを確認した後、調剤をしています。また、注射の抗がん剤は薬剤師が薬局の注射混合室にて清潔で安全な環境の中で混合しています。
薬学部実習指導 現在、薬学部は医師と同じ6年制となっています。そこで、病院薬局での11週間の実務実習が必須となり当院薬局でも多くの実習生を受け入れています。これは、未来の薬剤師を育てる上で我々の責務であるため、積極的に教育に関わっています。
1日の業務の流れ
- 8:45出勤
- 09:00整形外科病棟回診
- 10:30新規入院患者への面談、持参薬の確認・鑑別報告書の作成、配薬カートのセット
- 12:00昼食
- 13:00翌日分の注射薬(個人セット)の調剤監査、服薬指導
- 15:00課内勉強会・ミーティング
- 16:00病棟配置薬の補充、服薬指導記録作成
- 17:15退勤
資格取得
- (1) 日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム専門療法士 1名
- (2) 兵庫県糖尿病療養指導士 1名
- (3) 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師 2名
- (4) 日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師 5名
学会発表
- (1) 病棟薬剤業務実施加算で当院の病棟業務はどう変わったのか‐詰所管理患者の配薬 セット
- 第9回研究発表会(兵庫県全日本病院協会・兵庫県医療法人協会・兵庫県民間病院協会)2013.9 神戸市
- (2) 毎日の配薬セットは患者・看護師にとってプラスになるか
- 第35回日本病院薬剤師会近畿学術大会 2014.2 京都市
- (3) 薬物療法は薬剤師におまかせ‐小規模病院整形外科病棟での処方支援‐
- 第36回日本病院薬剤師会近畿学術大会 2015.1 和歌山市
- (4) VD/Ca合剤の短期間投与でデノスマブによる低Ca血症の予防は可能か?
- 第17回日本骨粗鬆症学会 2015.9 広島市
- (5) デノスマブによる低Ca血症を予防するためにVD/Ca合剤はいつまで必要なのか?
- 第37回日本病院薬剤師会近畿学術大会 2016.1 神戸市
病棟薬剤業務の実施、お薬の説明実施、チーム医療への参加。
薬剤師の業務
病棟薬剤業務の実施 医療療養病棟に専任の病棟薬剤師を配置し、薬物療法の安全性の向上と医療従事者の負担軽減、病棟でのリスク管理に努めています。
お薬の説明実施 患者様だけでなく御家族の方々にも薬剤師がお薬の説明を行っています。薬効、副作用、相互作用、服用上の注意点、日常生活上の注意点の説明、服用上の工夫についてのアドバイスや薬物治療に対する不安の相談等、個々の患者様の病態や状況に応じたサポートを行い、患者様・御家族が納得できる薬物治療となるように努めています。
チーム医療への参加 リスクマネージャー会、ICT、NST、摂食障害検討委員会、接遇委員会等、多くの委員会に薬剤師が所属しています。
1日の業務の流れ
- 8:45出勤
翌日分の注射薬(個人セット)の払い出し
入院患者調剤前の準備 - 09:00調剤、病棟業務、服薬指導
- 12:00昼食
- 13:00課内ミーティング
- 13:30翌日分の注射薬(個人セット)の調剤、監査
病棟業務、服薬指導 - 16:00服薬指導記録作成等
- 17:15退勤
資格取得
- (1) 日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム専門療法士 1名
- (2) 兵庫県糖尿病療養指導士 1名
- (3) 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師 2名
- (4) 日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師 2名
- (5) 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 2名
- (6) 日本病院薬剤師会認定薬剤師 1名
- (7) 神戸薬科大学エクステンションセンター研修認定薬剤師 1名
- (8) 日本アンチドーピング機構/公認スポーツファーマシスト 1名
- (9) 介護支援専門員 1名
学会発表
薬剤室 現役職員の声
はりま病院
いなみ野病院
- 職種での仕事のやりがい、喜び 薬剤師の仕事は患者様に直接何かを施すということは少ないのですが、自分の持つ薬物治療の知識や知恵を患者様あるいは医療スタッフに伝えることで効果的に治療が行われ、その結果、患者様が回復していかれるのを見るとやりがいを感じます。
- 多職種の連携(コミュニケーション)心掛けていること 笑顔でよく聞き、よく話すこと。調剤室に籠らないこと。他の職種から信頼を得るよう専門知識を深めること。
薬剤師へアンケート
2015年11月現在の集計(非常勤、パート職員を含む)
職員数
年齢
薬剤師の経験年数
仙齢会での勤務年数
出身地
出身校(最終学歴)
兵庫県
神戸学院大学 薬学部 薬学科
神戸女子薬科大学 薬学部 衛生薬学科
神戸薬科大学 薬学部
大阪府
大阪薬科大学
東京都
日本大学 理工学部
徳島県
徳島大学
岡山県
就実大学 薬学部
広島県
福山大学 薬学部 薬学科
この職種を選んだきっかけ
- 自宅と勤務先が近いため
- 友人、知人の紹介
- 周囲からの薦め
- ネット、広告で知って
- 通勤に便利な場所だったため
その他の理由
- ハローワークの求人
- 友人、知人、家族からの薦め
仕事のうれしさ・楽しさ
- 患者様の笑顔に出会えた時など
- その職種としての充実感
- 良い仲間と一緒に働けること
- 患者様の会話・交流など
- 自分を評価してくれた時
その他の理由
- 患者様の目標達成や退院など
仕事で大切にしていること
- 患者様への優しさ・思いやりなど
- 信頼関係・コミュニケーション
- 職場のコミュニケーション、多職種連携
- 笑顔でいること
- 患者、家族からの話をよく聴く
その他の理由
- 患者様の能力の見極めと支援の在り方など
- 情報の共有
これから仲間になる皆さんへメッセージ
小規模病院ゆえに他職種との連携が密、院内外研修でスキル向上も計れます。
薬剤課では、外来・入院調剤、病棟業務、抗がん剤無菌調製などを行っています。
当院は小規模病院ゆえに他職種との連携が密であり、業務を行いやすい環境です。その中で職能を発揮できる薬剤師となるため、課内勉強会を行い、院外研修会や学会に参加して、薬剤課全体でスキル向上に努めています。幅広い層のスタッフが勤務しており、困ったことがあればいつでも相談ができる和やかな雰囲気です。私達と一緒に働きませんか?
当院は、長期入院が可能な慢性期病院です。
業務内容は調剤のほか、病棟業務を通して患者様に適した投与方法の提案や副作用のチェックなどです。
薬剤師はこれらを通して適切な薬物療法が行われるよう日々頑張っています。
また、チーム医療を推進し他職種と一体となって患者様をサポートしています。
職場の雰囲気はとても明るく、先輩方も熱心に指導して下さいます。ふと疑問に思ったことがあれば誰にでも相談できるという環境が働きやすいです。
私たちと一緒に働きませんか。